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小島正樹さんの「龍の寺の晒し首」を読みました。
 
あらすじ。
 
群馬県北部の寒村、首ノ原。村の名家神月家の長女、彩が結婚式の前日に首を切られて殺害され、首は近くの寺に置かれていた。その後、彩の幼なじみ達が次々と殺害される連続殺人事件へ発展していく。僻地の交番勤務を望みながら度重なる不運(?)にみまわれ、県警捜査一課の刑事となった浜中康平と彩の祖母、一乃から事件の解決を依頼された脱力系名探偵・海老原浩一の二人が捜査を進めて行くが…。

名探偵・海老原浩一シリーズです。
作中の年代では、「天に還る舟」と「十三回忌」の間になります。
閉鎖的な村での首切り殺人、舞台が良いですねー。
読む前からだいぶ期待しちゃいましたよ。

第一章の「晒し首、ひとつ」で最初の首切り殺人が発生するわけですが、舞台は密室的な状況になってます。
ってことは、内部犯という説が有力になるわけだ。
第一章なので、まだこの段階で犯人を推理するのは難しい。

それと、首無し死体はあるけど、肝心の首が屋敷内のどこを探しても見つからない。
発見されたのは、龍跪院というお寺。
果たして、この密室的状況で、犯人はいつ首を龍跪院に運んだのか?

結論を言うと、ある場所に一旦隠しておいて、後で運んだんですよ。
この隠し場所にやられました。
思わず唸ってしまいましたよ。
さり気なく伏線はあったんですけどね。

その他にも、寺にあるバカデカい龍の像が消えたり現れたりという不可思議な現象なんかも起こりまして、それも小島さんらしい大胆で大掛かりなトリックでした。
小島ワールド健在ですね。

馬頭に襲われた少女が誰かというのは、普通に読んでればこの子かな?と思うように書かれてるのですが、それは当然引っ掛けなわけです。
イコール犯人も違うわけですね。

どんでん返しもありましたよ。
思わぬ伏兵がいました。
やっぱ小島さんはいいなー。

最初の首の隠し場所が素晴らしいので、星5つです☆☆☆☆☆
 
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プロフィール
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埼玉デューク
性別:
男性
趣味:
読書、音楽、ダーツ
自己紹介:
毎日読書してます。
主なジャンルはミステリー、ホラー、SF、時代小説。

●好きな作家さん。
綾辻行人、有栖川有栖、池波正太郎、今邑彩、井上夢人、歌野晶午、恩田陸、岡嶋二人、加納朋子、京極夏彦、小林泰三、小島正樹、神永学、貴志祐介、島田荘司、竹本健治、貫井徳郎、法月綸太郎、麻耶雄嵩、三津田信三、道尾秀介、他。

●好きな漫画家さん。
魔夜峰央、高橋ヒロシ、冨樫義博、山本貴嗣、他。

音楽は、ほぼ洋楽です。
ロック、パンク、メタル。
中でも、メタリカ最高です。
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