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小説、漫画、音楽とか
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泡坂妻夫さんの「乱れからくり」を読みました。

あらすじ。

玩具会社の部長馬割朋浩は降ってきた隕石に当たり命を落としてしまう。その葬儀も終わらぬうちに彼の幼児が誤って睡眠薬を飲んで死亡する。さらに死に神に魅入られたように馬割家の人々に連続する不可解な死。一族の秘められた謎と、ねじ屋敷と呼ばれる同家の庭に造られた巨大迷路に隠された秘密を巡って、男まさりの女流探偵と新米助手の捜査が始まる。日本推理作家協会賞受賞作。

久しぶりの泡坂さんです。
タイトルだけ見ると、なにやらエロエロな内容なのかと思ってしまうのですが…(笑)
まっとうなミステリーですよ。

タイトルどおりのからくり尽くし。
からくりとは、昔ながらの玩具のからくりのことです。
殺人事件の影には、からくりが関わってます。

これは犯人わからないよー。
「ヨギ・ガンジー」シリーズもそうだけど、この本もよくできてるなー。
手品師でもある泡坂さんならではです。

ポイントは冒頭の隕石事故ですね。
ここがヒントだったかも。

評判どおりの名作でした。
こりゃ星は5つですね☆☆☆☆☆

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ジェフリー・ディーヴァーの「悪魔の涙」を読みました。

あらすじ。

世紀末の大晦日午前9時、ワシントンの地下鉄駅で乱射事件が発生。間もなく市長宛に2000万ドルを要求する脅迫状が届く。正午までに“市の身代金”を払わなければ、午後4時、午後8時、そして午前0時に無差別殺人を繰返すとある。手掛りは手書きの脅迫状だけ…FBIは筆跡鑑定の第一人者パーカー・キンケイドに出動を要請した。

珍しく翻訳本を読みました。
先日翻訳ミステリー大賞に行った影響で、というわけではなく、この本はネットでおもしろいという評判を知り、数年前に購入しました。
読み始めてから知ったのですが、ジェフリー・ディーバーは映画「ボーン・コレクター」の原作者でもあるんですね。
あの映画はおもしろかったので、期待しながら読みました。

しかし、慣れない翻訳本ということで、なかなか頁が進まない。
100頁くらいまでで挫折しかけました(笑)
もう気持ち半分読むのをやめようとしたのですが、もう少しだけ読んでみようと頑張ったところ、展開も速くなってきて、だんだん引き込まれていきました。

主人公のパーカー・ケンケイドはFBIの元筆跡鑑定士。
脅迫状から犯人にたどり着いていく過程、そしてパーカーと犯人との知恵比べは、かなり引き込まれますよ。
意外な黒幕あり、どんでん返しありと、ミステリーの王道をいってますね。
どうやら映画化はされてないようですが、映画化したらおもしろいと思います。

自分が翻訳本が苦手な理由の一つが、登場人物をなかなか憶えられないこと。
なかなか外国人の名前は憶えられません…。
最後まで、これ誰だっけ?これ誰だっけ?、ばっかりでした(汗)

スピーディーに読ませるポイントの一つは、海外ドラマの24(トゥエンティフォー)みたいに章ごとに時間が書かれてるとこですね。
物語の中では一日ちょっとの出来事になってます。
文庫で560頁と、ちょっと厚めの本ですが、一気に読ませる力はあります。

星は4つです☆☆☆☆

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これもずーっとほったらかしにしてた本です。
1991年初版ですので、20年間本棚に眠ってました。
なんで買ったのかも憶えてません。
全11話の短編集です。

どーも自分は海外物が苦手のようで、殆ど読んだことがないんですよ。
過去にアガサ・クリスティーを2冊ほど読んだ記憶しかありません。
いやー、この本は読みにくかったですね。
途中で読むのをやめようかとも思いました。

原作者のせいか、それとも訳者のせいなのかはわかりませんけど。
だらだらと、読み終わるまでにだいぶ時間がかかりました。
もう殆ど内容は忘れちゃいました。
印象に残ったのは2つほどしかありません。

●サイモン・フォスターの心

生活のために自分の記憶を売ってしまう男の話しです。
仕事が決まらず、このままではアパートを追い出されてしまいそうな男は、1回だけと決めて記憶を売りますが、ずるずると何回も記憶を売り続けてしまいます。
落ちは読めましたね。

●壁

突如異世界への扉が現れた。
軍は調査チームを送るが音信不通に。
今度はアレクサンダー・マッケイ少佐が単身調査に赴くが、彼が見たものとは?
そんなに意外な落ちでもなかったね。

この本を読むくらいなら、小説版の「世にも奇妙な物語」を読んだほうがいいですよ。
あれはおもしろかった。
大田出版のは絶版ですけどね。
手放すんじゃなかったなー…(涙)

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「機動戦士ガンダム0083」を読みました。

これもF91、0080同様に買ってからほったらかしてた本です。
平成四年初版を購入してるので、約19年前ですね。
先に映像を観てるので、どうしても後回し後回しとなってしまいました。

これも富野さんではなく、山口宏さんという作家さんが書いてるので、読みやすかったです。
内容はですねー、映像とほぼ一緒ですね。
シーマが最後に乗る機体、ガーベラテトラが出てこないことくらいでしょうか。
彼女は最後までゲルググでしたよ。
ゲルググで頑張ってデンドロビウムに立ち向かってました。

他にも違う点はあったのかもしれませんが、なにせ映像のほうも久しく観てないので、あったとしてもわかりません。
そろそろ、またガンダムシリーズのDVDを観ようかなー。
映画版とかOVA版はいいんですけど、TV版は長いから大変なんですよね。
TV版を観るなら、かなり覚悟して観ないと…(汗)

ということで、こちらも映像を観てれば十分かな、という感想です。
わざわざ読むまでもないかも。

評価は普通に星3つ☆☆☆

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「機動戦士ガンダム0080・ポケットの中の戦争」を読みました。

これも映像のほうはとーっくに観てて、小説版を何年も読まずにほったらかしだったという、F91とまったく同じ状態でした。
平成二年四版発行を購入したので、21年間本棚に眠ってたわけです(笑)

この小説版は富野さんではなく、結城恭介さんという方が書いてるので、癖がなく読みやすかったです。
内容はですねー、ある一点を除いて、映像版とまーったく同じです。
読んでる途中で、これ読む意味あるのかなー?、映像観れば良いんじゃない?とか思いました。

ところが、最後の最後で映像版とは違うではないですか。
っていうか、真逆のエンディングになってます。
この終わり方はどうなんでしょう?
たぶん、賛否両論だと思います。

自分の感想は、これはないな、と思いました。
ガンダムシリーズの中でも屈指の名作が台無しです。
なぜエンディングを変えたかについては、著者の結城さんがあとがきで説明されています。

0080ファンの方は読まないほうが良いかもしれないですね。

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荒俣宏さんの「ワタシnoイエ」を読みました。

あらすじ。

発端は新婚家庭。
新しい家なのにカビが異常に繁殖する。
新妻はカビ・ノイローゼで狂っていく。風水師・黒田龍人とミヅチは、恐るべき邪気の存在を知る。
本邦初、前人未踏の風水ホラー小説。

この本は、たしか刊行されてすぐに新刊で買った憶えがあります。
平成5年初版です。
今ごろ読んでるし(笑)
次から次へと本を買うから、こーゆーことになる。

著者の荒俣さんって、TVに良く出てる人ですよね。
トリビアの泉とか。
作家さんとは知りませんでした。
しかも、あの帝都物語の著者でもあるなんて。
それこそ自分にはトリビアでしたよ。

家を購入したばかりの新婚家庭にカビが繁殖。
妻はノイローゼになってしまいます。
悩んだ夫は、知人の紹介で風水師の黒田龍人を紹介してもらう。
依頼を受けた黒田は、ミヅチと共に調査を開始します。

読み進めていくと、真相がずいぶんと大事になっていきます。
風呂敷を広げてますねー。
家のカビから始まって、そんなとこに行き着くの!?って感じです。
もうちょっと身近な感じにしてほしかったです。
460頁くらいあるんですけど、もうちょっとコンパクトに纏めてもよかったのでは?と思いました。
読んでて途中でダレてきたし。

たしか、この本は続編が出てたと思いますが、読むことはないでしょう。
妻が狂ったように風呂場のカビ掃除をしてるシーンは、ちょっとだけ怖かったかな。
印象はそれくらいです。
評価は星2つ☆☆

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プロフィール
HN:
埼玉デューク
性別:
男性
趣味:
読書、音楽、ダーツ
自己紹介:
毎日読書してます。
主なジャンルはミステリー、ホラー、SF、時代小説。

●好きな作家さん。
綾辻行人、有栖川有栖、池波正太郎、今邑彩、井上夢人、歌野晶午、恩田陸、岡嶋二人、加納朋子、京極夏彦、小林泰三、小島正樹、神永学、貴志祐介、島田荘司、竹本健治、貫井徳郎、法月綸太郎、麻耶雄嵩、三津田信三、道尾秀介、他。

●好きな漫画家さん。
魔夜峰央、高橋ヒロシ、冨樫義博、山本貴嗣、他。

音楽は、ほぼ洋楽です。
ロック、パンク、メタル。
中でも、メタリカ最高です。
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